えすみんの日記

1000人以上の面談やガイダンスなどキャリアコンサルタントとして働きながら日々の気づきや思うことを書いています。

358日目:ひとつずつのスキルアップじゃもったいない

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こんにちは

えすみんです。

 

先日、新入社員フォローアップ研修で

いくつか質問を受けたことで

感じたことです。

 

日本人ってまじめ

もちろんわたしも含めなんですが

日本人っていい意味でも悪い意味でも

まじめに教育されてきているなーと思います。

 

多分、義務教育中に

こう言う感覚は根付いているのではと

思っています。

 

先日研修で受けた質問で

〇〇がスムーズにできるようになるために

PCスキル、文章力、その他

どれから身に付けたらいいでしょうか?

みたいな質問を頂いたんです。

 

質問してくれた受講生としては

どこから最初に手をつけたらいいか

参考にしたくて

聞いてくれたのだと思うのですが

 

なりたい目的を考慮した上で

わたしが答えた回答は

「どれもできるようになった方がいいよね」

です。

 

ひとつのことをやり遂げるのに

いくつかのスキルが必要な場合

ひとつずつできるようになろう

と考えることこそ

日本人特有の

まじめさによるものな気がしています。

 

仕事にひとつずつなんてない

受講生さんと関わっていると

自分は着実にひとつずつ

進んでいきたいタイプなんです

と仰る方に割とよく出会います。

 

それ自体は別に悪いことでも

なんでもなくて

性格的に一歩一歩

確実に進んでいきたいのだと思います。

 

二兎追うものは一兎も得ず

と言うように

いっぺんに欲張り過ぎても

得られるはずのものも

得られなくなってしまうことはあります。

 

しかし、仕事に置き換えてみると

どうでしょう。

 

ひとつができないからと言って

次ができるまで

のんびり待ってくれるなんてことは

そうそうありません。

 

仕事って刻々と毎日が過ぎ

会社は刻々と、従業員の給料と

家賃やラーニングコストのかかる

経費が発生しています。

 

そんな中で

自分はひとつずつ

着実にスキルアップしていくタイプなんで…

と言ったところで

通じるわけがありません。

 

だって、そんな想いをよそに

まさに今

自分や会社へのかかる経費は

どんどん発生しているんですから。

 

だから仕事において

ひとつずつ

着実にステップアップしていくって

そんなに長期スパンで

悠長には見てはもらえないのです。

 

まとめ

だから、時には

同時進行で

多少欲張りに得ようとすることも

必要なんじゃないかなと思います。

 

学生時代の毎日は

10以上の教科を

1時限ごとに学んでいましたよね。

 

間違っても、国語を全て習得してから

次は数学を学ぶなんて流れでは

なかったはずです。

 

いろんな物事を

並行して学んでいたんです。

 

それと同じように

いろんなことを習得しようとすることは

全然間違ったやり方ではないんです。

 

読書もそうです。

1冊ずつ完読してから

次の本を読み進めるのも良いんですが

別に、いろんな本を

少しずつ読んだっていいんです。

 

わたしの場合

いつも5冊くらいを

同時に読んでいます。

 

だからこそ

身に付けた方がいいなと思える

スキルがいくつかあるなら

同時に得ていこうとする器用さは

大事なことだと思います^^