えすみんの日記

1000人以上の面談やガイダンスなどキャリアコンサルタントとして働きながら日々の気づきや思うことを書いています。

359日目:外部講師を依頼するメリット

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こんにちは

えすみんです。

 

今回は研修へ伺った際に感じたことを。

 

外部に頼むのは悪いことじゃない

企業さまへ研修へ伺った際

担当の方などから時々

謝られることがあるんです。

 

どうしてかなーと思ってよくよく聞いてみると

 

どうやらその断りの中には

「本来自社で指導すべきなのに」

が含まれているのだと感じました。

 

外部の研修講師に頼むのは

自社で指導ができていないから

お願いするみたいな感覚を

持ってしまわれるのかもしれません。

 

しかし、それは違っていて

自社の指導力不足とは全く関係なくて

 

内部で指導することと

外部から指導することと

役割が全く違うんです。

 

なので、むしろ指導しているからこそ

外部に頼むと相乗効果が生まれます。

 

外部に頼むメリット 

今、働き方改革により

労働基準法の在り方が経営者にとって

厳しいなーと感じることが

本当に多いような気がしています。

 

残業の規制や

有給の取得率

同一労働同一賃金…

 

制度の在り方や目的自体は

もちろん理解できます。

 

でも、最低限の前提として

「企業が求める働き方をしてくれている人材」

と言う条件が絶対的にあると思っています。

 

しかし、この条件を満たす人材は

社内の中でそう多くはないんです。

 

企業が求める働き方を

してくれていない人材が

 

今の働き方改革を有効に使い

労働時間以外の休日を謳歌し

自分の未来のビジョンを見据えた

時間の使い方をしていない場合

 

職場での評価が上がる可能性は

かなり低く

仕事で活かせるスキルも

増やせていなければ

自分への評価と自信は

下がる一方だと思います。

 

間違っても、休日を謳歌することを

咎めている訳ではないです。

仕事でできてない部分を

そのままにずっとしている限り

評価はされなくて

では、できるようになるには

就業時間内でできないなら

就業時間外を使う必要があるのでは?

と言う話です。

 

これを言うと

そもそも就業時間内にできるように

会社がすべきと言う人もいるのですが

厳しい言い方をすると

時間内にできている人がいるならば

できない人は個人的能力が低いという

判断をされてしまうということ。

それが現実なのです。

 

ならば、自主トレをするしか

方法はありません。

 

自主トレなど放棄して

現状のまま社歴を増やすごとに

ますます自分自身が

不利益な状況になるのですが

経営者側はそれが分かっていても

教えてあげられる立場では

なくなってしまっているんです。

 

良かれと思って

就業時間以外にスキルアップするといいよ

なーんて言ってしまうと

下手すれば労基法違反だとか言って

訴えられることに

なりかねない時代なんです。

 

こうやって労働者側は

自分が不利になるのに

大事なことを教えてもらえない

そんな状況に置かれていたります。

 

だから、早く即戦力になってくれる人材を

より早く成長させるために

外部の講師の出番なんだと思います。

 

外部だから、経営者が言えないことを

言えることができるし

労基法違反のタブーを犯しながら

経営者層の想いを

代弁することができるんです。

(受講者にはやや批判されますが。笑)

 

そう言う意味で

外部に委託して

都合よく利用したら良いのだと思います。

 

まとめ

他の研修講師はどうか分かりませんが

わたしはそのあたりのことも

分かった上で

労働者にとってやや厳しい話をしています。

 

しかし、それは

経営者側の肩を持っている訳ではなく

労働者側が評価され

どんな場所でも生きていける

スキルをつけるため。

より豊かに生きていくために

必要なことだから。

 

今のままでいいよとか

すごい!出来てますねとか

簡単に緩いことを言ってくれる存在も

時には大切ですが

 

それで現状に満足できていない

状況なのであれば

何かを変化させていかなければならず

その変化のきっかけに

外部講師の存在はあるのだと思っています。