えすみんの日記

1000人以上の面談やガイダンスなどキャリアコンサルタントとして働きながら日々の気づきや思うことを書いています。

94日目:嫌われる一方的な会話

こんにちは。

 

この出張中、電車やタクシー移動が多かったのですが

一人だとダントツにタクシー利用が増えます。

(方向音痴なので)

 

そこで、いろんなドライバーさんに出会うのですが

今回乗ったタクシーで面白かったのは

本当によく喋るドライバーさん。

 

まず、乗車するとポケットティッシュを

どうぞと渡されたんです。

もらったら、当然こちらがお礼を言いますが

きっと、そこがそのドライバーさんの

会話のキャッチなんだと思います。

(そう言えば、以前飴を頂いたこともありました)

 

そこから、「どちらから来られたんですか?」

と聞かれ、地元を答えると

「そこなら、〇〇市に行ったことありますよー」

から始まり

「そこでは〇〇(ゲテモノ)を食べましたわ~」

「わたしね、人が食べんようなものでも

とりあえず何でも食べてみることにしてるんですー」

 

と、食事についての持論が始まりました^^;

 

そこから、ご想像の通り

ドライバーさんの持論トークや自慢トークが始まったわけです。

 

わたしも一応

コミュニケーション研修などをしているので

これは面白いなーと思って

ひとまず話を聞いていくことに。

 

しかし、聞いていて

なーんか不快になる。

この不快な感情はどうしてやってくるのだろうか?

そんなことを思いながら聞いていると

 

コミュニケーションのダメな典型で

話が一方的なんですね。

ワンウェイコミュニケーションって言うのですが

相手が聞きたいかどうかも気にせずに

一方的に自分のしたい話をする

 

これをしてしまうと

聞いている側はウンザリしてきます。

人は、聞くよりも話す方がどちらかと言えば好きです。

 

お互いが同じウェイトで

話す方と聞く方の役割を交代しないと

聞いてばかりの側は

だんだんと不快な感情が

大きくなってきやすいんです。

 

でも話しの内容が

聞き手の興味関心の強いことであれば

少し違ってきますが

これは、相手の表情や目線

態度を見ていれば

感じられるはずです。

 

さらに、ドライバーと客という関係性では

ほぼ、顔を見合って対話することはできません。

 

そうなると、声の感じで

それらを感じ取る必要があります。

 

少しトーンが下がったり

相づちや返事が短くなったりすれば

相手にとっては興味のない話しの可能性は高く

話題を変えるか、相手に質問を投げかける必要があります。

 

タクシーの中なら

ゆっくりしてもらうために

黙るのもサービスの一つだと思います。

 

何を相手が求めているのかを知ろうとすること。

そして、それに対して最善の対応をすることが

まずはいいコミュニケーションの

第一歩ではないかなと思います。

 

相手が話したいのか

話したくないのかは

話しかけてみないと分かりません。

 

何気ない、「いい天気になりましたね」などのスタートから

相手のリアクションにしっかり目を向けて

ワンウェイではなく

ツーウェイのコミュニケーションを心がけたいものです。

 

しかし、このワンウェイドライバーさん。

あれだけ自分の話をしていて

とても気持ちが良さそうでした^^;