えすみんの日記

1000人以上の面談やガイダンスなどキャリアコンサルタントとして働きながら日々の気づきや思うことを書いています。

160日目:イマドキの保護者って。

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こんにちは

えすみんです。

 

今月は高校生への研修だったり

仕事場が大学だったりと

教育関係者の方々と関わることが多いです。

 

さらに保育関連の方とお話しすることもあって

最近の問題として話題になるのが

学校と保護者との関わりの話。

 

最近は子どものことに

本当に親が出てくるようです。

 

わたしはあんまり

我が子の同級生保護者との関わりが少ないので

身近なところではよく分からないのですが

 

驚くべきことを親が言ってくることが

増えてきているんですって。

 

成績表の結果が納得いかなくて

点をあげてくれって学校に直談判しに来るとか。

 

就職の斡旋先として勧められた企業が

親が納得できなくて怒りの連絡をしてきたとか。

 

学校側も大変だなーと思います。

 

でも、そうやって親が過干渉になりすぎると

先生は生徒たちに

当たり障りなく関わることが増えてしまいますよね。

 

だって、なんか言って怒らせて

親が出てきたら面倒だから。

 

こうやって学生たちは

周りから厳しく言われる経験が減って

心を鍛えられるチャンスを

たくさん奪われてる気がしてしまいます。

 

小さい頃から

少しずつ家族以外のコミュニティに参加して

そこで関わる人に優しくされたり

時に厳しいことを言われたりして

その時に、どうやって気持ちを切り替えて行くかを

自分の中で考えて対応して力は付いていきます。

 

これを少しずつ繰り返して行くことで

社会人になって大きな荒波に揉まれる時にも

対応できる心の強さを兼ね備えていけるのだと思うのです。

 

それを良かれと思って

親が奪い続けて行くと

心が育ぬまま社会に出てしまうことになります。

 

それって

全然レベル上げずに

いきなり最後のラスボスに挑むようなものな気がします。

 

そんなことしたら

すぐに心が折れて

自分の城に閉じこもってしまうのは当然。

 

親のすねをかじり

アナ雪のエルサのように部屋に閉じこもる。

 

親は年老いて

すねはかじり続けられないと気づくと

意を決して城から出てみる。

 

でも、レベル変わらぬまま

歳だけは老いていて

最初のスライム一体ごときでまた挫けてしまう…

 

そうなると、働くことができず

稼げる自分を作ることはできません。

 

我が子をそんな風にしたいのでしょうか?

目の前の可哀想という感情で

未来の将来性を潰してしまっているかもしれません。

 

どうか、目先のことに囚われず

将来のための関わりを考えてみて欲しいなと思います。