えすみんの日記

1000人以上の面談やガイダンスなどキャリアコンサルタントとして働きながら日々の気づきや思うことを書いています。

362日目:プレゼン発表は誰が得なのかを明確に!

こんにちは

えすみんです。

 

昨日は、プレゼン資料作成セミナーに登壇していて

その際に感じたことです。

 

提案は誰得を明確にするのが大事

プレゼンテーションとは

特別な時にするものではなくて

何か相手に言うことを聞いてほしいときや

聞き入れて欲しいとき

すべてがプレゼンの場です。

 

ですが、会社で○○について説明してほしいとか

紹介してほしいなどと言われたときだけが

プレゼンだと捉えて

構えてしまう人って多いかなと思います。

 

誰しも、注目される場で話すのは

得意ではない方が多いです。

わたしもすごくそうでした。

 

しかし、超苦手なわたしにでも

なぜできているんだろう…と考えたとき

最初は、場数踏んでる慣れかなと思いました。

 

しかし、ここ最近気づいたことがあって

場数もあるけど

誰得なのか明確に理解できるようになったからかも

と思ったんです。

 

誰得とは「誰が得か」という意味で

自分が伝えることは

誰が得になることなのか?を考えたときに

間違いなく、聞いている相手の得になることだと

信じることができるようになったとき

伝えなくちゃ相手に申し訳ない

と思えるようになって

恥ずかしかったり

緊張するなとは思いつつも

相手の得になるんだから

話せるようになった気がします。

 

だから、自分自身がプレゼンを構えることなく

できるようになるには

これを聞くと誰が得になるのかを

明確に自分が理解することも大事だと思います。

 

自分が困ってるという提案は響かない

例えば、職場で履き物を

揃えてくれない人が多かったとします。

 

乱雑になる玄関…

だいたいこれを整理するのは事務方の役割。

 

そして、経営者や役員から

ちゃんとさせるように!などと小言を言われ

そんなことを言われても…と困り果てる事務方。

 

このやりとりを何度か繰り返し

もういい加減、これ改善して欲しい!と思って

提案する場合

 

概ね、この現状困るので改善してください!

みたいなプレゼンになります。

 

そうすると

誰が得するかと言うと

面倒が減る事務方の得に感じやすいので

履き物を揃えない当の本人は

困ってはいないので

聞いたとしても

改善する行動には繋げてくれないのです。

 

あなたが今損してますよ!を知らせる

プレゼンの場合、どんな時も

今、あなたは損をしていますよ。

しかし、こうすることで得になりますよ!

 

こんな流れて伝えると

行動を起こしてくれやすくなります。

 

先ほどの例だと

履き物を揃えてないことで

他者からの評価が下がっていて

受注が減ってる。

何気ない行動で、売上落ちてますよ。

 

上司からの評価も下がってますよ。

最終評価する経営者からも

あれではダメだと言われちゃってますよ。

 

こう言ったことを

売上低下、考課測定への影響

などを絡めて

改善は誰得なのかを明確に伝えることが

改善に向けて行動起こしてもらえるかどうか

大事なポイントなのです。

 

まとめ

分かりやすく伝えたと思っていても

実は相手には思った半分も伝わっていないことは

よくあることです。

 

それは、相手の知識レベルや

置かれている環境

世代や付き合う仲間によって

伝え方を変えなければいけません。

 

それらが違うと言うことは

同じ日本語でも

共通言語は違っているからです。

 

高齢層に、スキルと言っても

わからない人は多いですし

逆に、若年層にスキルではなく技術と言っても

堅苦しいなんだか特別なことのように

伝わってしまいます。 

 

話す順序や、使う単語を変えるだけでも

随分プレゼンはうまくなります^^